「沖縄・紙袋爆発」狙いは長女殺害?トラブルで以前から警察に相談

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   物騒な事件だ。沖縄県浦添市の住宅で紙袋が爆発し、家族3人がけがを負った。床には穴が開き、1人は別の部屋にいたのに被害を受けるほどの爆発だった。警察は殺人未遂の疑いで捜査している。取材キャスターの奥平邦彦が現場から報告した。

長女の軽乗用車運転席のすぐ脇にセット

   事件が起きたのはきのう7日(2013年1月)午前6時半すぎ。会社員(56)が自宅駐車場に止めてあった長女(27)の軽乗用車の運転席側の地面にあった紙袋を見つけ、長女のものと思い部屋に持ち帰った。長女が中を確かめようとしたところ爆発したという。

   長女は顔やのどにやけどを負い、会社員は右の大腿部、隣の部屋にいた長男(31)も頭にけがをし、衝撃で長女の部屋の床は縦20センチ、横10センチの穴が開き、天井や窓ガラスが壊れた。近所の人は板が倒れたようなバーンという大きな音がしたと話す。ガス爆発と思った人もいた。

   紙袋を開けた瞬間に爆発したことから、元滋賀県警鑑識課の坂本啓一氏は「紙袋にあった箱を開けると、中に張り巡らしたであろう配線構造を引っ張って発火する仕掛けではなかったか」と推測する。

紙袋の中に手紙

   なぜ、この駐車場に爆発物が置かれていたのか。「警察によりますと、家族の1人(長女)は以前、何らかのトラブルで警察に相談していたことがあったということです」と奥平は伝える。紙袋の中には手紙も入っていた。差出人や内容について警察は明らかにしていない。また、爆発物にどんな材料が使われていたかなどについても捜査中ということで、詳しいことは何ひとつわからない。

   警察は長女や家族と何らかのトラブルがあったものの犯行の可能性が高いのではないかとみている。「被疑者の逮捕には全力を尽くすと警察は言っていました」と奥平。きょうのところは一報だけで終わった。

文   一ツ石
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