パソコン遠隔操作犯が動き出した!警察はニセ捜査情報でミス誘う作戦

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   パソコンの遠隔操作事件の犯人がまた動き始めた。5日未明(2013年1月)に、報道関係者や都内の弁護士ら計25のアドレスに「新春パズル~延長戦~」と題したメールが届き、「追加のパズルを用意しましたのでまた解いてくださいね」と書かれてあった。メールに書かれたアドレスにはパズルがあり、解読した警視庁など合同捜査本部は神奈川県藤沢市の江の島にいたネコの首輪から記憶媒体を回収した。付近の住民は「4日の夕方5時頃には、あの猫に首輪は付いていなかった。でも、7時頃に見たときは首輪が付いていた」と証言する。

犯人は20代後半~30代のアンダーグラウンドの住人

   司会のみのもんたは「いったい、どんな犯人なんだろう」と首をひねる。ITジャーナリストの井上トシユキ氏は、「これまでの手口から見て、アンダーグランドに近い世界にいる人物と思われます。年齢的には20代後半から30代でしょう」と分析する。

   さらに、1日未明にも複数の報道機関にメールが送られ、東京や埼玉などの境にある雲取山の山頂に遠隔操作ウイルスのプログラムなどを入れた記録媒体を土の中に埋めたと書き込んでいたが、合同捜査本部は調べたが発見できなかったと発表している。これについて犯人は「埋めた穴が浅かったのか、誰かに持って行かれたのか」と言っているという。メールを送られた落合洋司弁護士は「今回のメールがパズル形式になっているのは、警察や報道機関の解析能力を試す狙いがあるように思われる。警察が雲取山で記録媒体を発見したが公表せず、犯人が次に動き出すのを待っていた可能性も考えられる」と推測した。警察はニセ捜査情報を流すことで、犯人が馬脚を現すのを待っているのかもしれない。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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