今年最後の「スッキリ!!」は時間を延長して3時間半の特番になった。もっとも、「大忘年会」と銘打って、ブサかわペットの投票、海外ミュージシャンのハプニング映像、はてはオリンピックでの偽札騒動やUFO騒ぎと、まあごった煮もいいところだった。
そのひとつに、司会の加藤浩次の髪型についての話が出た。今年の「スッキリ!!」で最も劇的な変化のひとつだという。とにかく夏の終わりから突然刈り上げ、7・3分けの珍妙な髪型に変わった。そのわけは…
ロンドン五輪の取材前に変身
加藤の登場は2006年4月3日から。この時は前髪をたらして脇も後ろもやや長めのラフスタイルだった。当時36歳。映像が出ると、スタジオの女性陣から悲鳴があがった。いってみれば「イケメン風」だった。
以後もいわゆるナチュラルで、日によってボサボサだったり、櫛が入っていたりだが、脇と後ろはやや短め。それが39歳のときに全体に短めになって、寝グセ風ボサボサに変身した。 そして今年、ロンドン五輪の取材直前に前髪を上げて脇を刈り上げ、本人は「ロンドンヘア」と称する今の髪型になった。9月12日の番組では、大沢あかね(タレント)が「私はあんまり好きじゃないです」というなど評判はイマイチだった。
加藤「はじめは、エッといってた」
大沢「変におしゃれになろうとしている加藤さんがいやだった」
これがネットで「おっさん横分け」と話題になっていた。Yahooでは11万7000件もの検索があった。加藤自身は「いいじゃんと誉めてくれたり」
キャスターのテリー伊藤「これはいい。新鮮ですよ」
そこで2006年、07年、08年と写真を並べた隣に今の顔をヌッと出してみせた。みんな大喜び。拍手。はるな愛(タレント)が「かっこいい」といったもんだから、加藤が「エッ」と引いてみせたり。「おれ、キャンベルさんに聞きたい」
髪のないロバート・キャンベル(東京大教授)「心の変化というか、なんでこんな風にしたのか、きっかけを聞きたい」
加藤「ロンドンへ行くのに、ロンドンぽくしようと。髪上げようと。毛先(のボサボサ)も40過ぎたら恥ずかしくなってね」
ウエンツ瑛士(タレント)「40代には関係ない。おかしい」
テリー「これは男に受ける髪型」
しかし、みんな納得していない様子。ネットでもいまだに、加藤につく肩書きは「極楽とんぼの」だ。女の子の足をもって振り回していたイメージからは、前髪をあげて刈上げではどうにも似合わない。