大手警備会社のセコムが防犯ロボットを開発したという。不審者が警備敷地内に侵入したことをキャッチすると、自動的に飛び上がって空中から監視して警備センターに情報を送り続けるという。
4つのプロペラで自動追跡。行動範囲は1キロ四方
ロボットは奇妙な形をしていた。プロペラが4つ付いたフレームが電子部品の集合体を支えている。センサーだのカメラだの通信機器があって、バッテリーでペラをまわしているのだろう。縦横60センチ、高さ35センチ、 重さ1.6キロ。行動範囲は1キロ四方だ。
侵入者を感知すると自動的にスイッチオンになって、プロペラが回って飛び立ち、 不審者の頭上2、3メートルで監視に入る。不審者が動けば追跡。ライトも備えていて、夜間でもきっちりと捉え、映像をセキュリティーセンターに送る。映像の鮮明度はさほど高くはないが、不審者の特定、識別はできる。
キャスターのテリー伊藤「4、5人いたらどうなるんだろう」
森圭介アナ「1人1台 というのですが、現場に警備員が駆けつけるまでの間でも状況が把握できます」
テリー「しかし、近づきすぎて不審者から攻撃されてしまうことはないのかな」
不審者と一定の距離を保つようにできてはいるが、物を投げつけられることだってあるだろう。セコムの安田稔広報部長は「当たった場合はしょうがないかな。ただ、それまでの間に人相とか服装とかはコントロールセンターへ送られているから、最悪でも役割は果たせる」という。
敷地内に入った人はみんな不審者にされるのか。社員や関係者は小さなICチップを持っているので、不審者とは見なされないのだという。なるほど。いつごろ実用化されるのだろう。「来年度末までにはしたいと思っています。現在開発中で、もっと軽く小さくしたい。もっとパワーアップもしたいですね」(安田稔部長)
1年後くらいには実用化。費用は月5000円
司会の加藤浩次「へえー、面白い。不審者が来たら飛び上がる」
テリー「ビルの周辺でも使えるの?」
森「全部見えてます。今回ターゲットにしているのは、郊外の広い店舗だとかスーパーとか。一般住宅でも広い庭があるとかなら使えます」
テリー「女子寮なんかね。下着ドロボーいるから」
森「車でもナンバーを読みとります。充電が切れると自分で戻ってくる」
加藤「全自動掃除機の空中版だね。映画でも使える。時代劇なんか空中から撮れる」
テリー「遭難とか火事とか」
加藤「原発事故みたいな時は入っていけるね」
森「2014年くらいに実用化をめざしているそうです」
加藤「ヤベー」
テリー「お金は?」
森「月5000円くらい」
加藤「嫁が1台もったらヤベー」
森「加藤さん、敷地外なら大丈夫」(大笑い)