石原「原発事故対応と再稼働」、林「TPPで農業関係と難交渉」
「おでかけ前の朝刊チェック」コーナーで朝日新聞2面の記事「ライバルには試錬の職務」に注目した。石原伸晃環境・原子力防災相と林芳正農水相のことだ。石原は総裁選中に原発事故の汚染土壌に関して、「運ぶ所は福島原発の第1サティアンしかない」とオウム真理教施設の呼称を引用して批判を浴びたが、事故対応や再稼働問題など重要課題に向き合わなくてはならない。林もTPPに強く反対する農業団体や党内の農水族議員との厳しい交渉が待ち受ける。「総裁選を争った人も処遇したというが、2人ともかなり厳しいポジションが回ってきたといえる」。それなりに、深謀のはりめぐらされた人事というわけだ。
安倍は「危機突破内閣」と自ら名付けたが、ゲストとコメンテータの4人に命名してもらうと――。
岸井「国際・国内の信頼回復!内閣」
北川正恭(早大大学院教授)「理念型内閣」
小松「巻き返し内閣」
金井「同窓会内閣」
ということになった。まずは、内閣支持率がどうなるか。経済再生、震災復興、外交・防衛…参院選まで難問は切れめなく続く。
文
一ツ石