安倍自民党執行部「3役に女性2人」参院選向けに『華』欲しい!

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   勢いに乗っている自民党とは対照的に、民主党以下の野党の元気がない。自民党は党3役のうち、総務会長に野田聖子元消費者行政相、政調会長に高市早苗元少子化相を起用して参院選へ向けた布陣を敷いた。政治アナリストの伊藤惇夫はこの2女性の起用を「カラーコーディネートだと思う。内閣の方はベテラン、重厚の配置で、どちらかというとダークトーン。そこで党の方は少し華やかさを入れようという演出ですね。裏の事情を言えば、政策運営は内閣でやるから、党は参院選に集中してくれという意味合いが含まれていると思います」と見る。

   元朝日新聞編集委員の萩谷順(法政大教授)は別の見方をしている。「公明党とあわせて3分の2を超える巨大与党で、安倍さんは怖いものなしと感じるかもしれないが、実は6年前に総理を引いたときから女性に人気がない。そこで参院選に向けて女性の力を借りたいということなのでしょう。自民党幹部は『華があっていいね』いうが、何が華ですか。やっぱり女性の実力を見せてほしいと思う」

   たしかに、ただ彩を添えるだけの女性起用だったら無用といえる時代に来ている。単なるお飾りでない証明を見せてほしい。

海江田民主党は昔の社会党!?労組、旧社会、旧民社がバックアップ

   では、野党第1党の民主党はどうか。25日(2012年12月)の代表選で、衆院選の選挙区で落選し比例復活した海江田万里元経産相が代表に選ばれたが。参議院に影響力を持つ輿石幹事長が早々と支持を表明し、党内に広がる野田批判票を集めたからという。

   伊藤「代表選で海江田さんを推したのは労働組合系、旧社会党系、旧民社党系の一部です。このままの路線でいくと第二の社会党化になる」

   萩谷「輿石色が強い政党になったということですよ。輿石さんがよく言っていたのが『人合わせ』。肝心の改革や政策よりも数合わせが一番の関心事だと、伊藤さんの危惧が的を射たものになる」

   海江田代表はあいさつで自ら作ったという漢詩を披露したが、どう党を立て直し、野党第一党としてどう与党に立ち向かうのか思い話すべきじゃないのか。国会で号泣した場違いな挙動は相変わらずだ。

文   モンブラン
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