2012年も残りわずかとなったことを受け、動画サイトのYouTube(ユーチューブ)が今年投稿された動画の再生数ランキングを発表している。今回はその日本国内版ランキングから、2012年のYouTubeを振り返ってみたい。
世界1位は韓国人歌手PSY「江南スタイル」
ランキングを見るとまず目につくのが、いわゆる音楽PVばかりがずらりと並んでいること。ほとんど音楽チャートの様相を呈しているが、そんななか栄えある1位に輝いたのは、韓国人歌手PSYの「江南スタイル」だ。コミカルなラップ、ダンスが評判となったこの動画は全世界で史上初の10億回再生を記録し、世界版ランキングでも当然ながら再生数1位になった。
カバーやパロディー、亜流動画も多数登場しており、今年後半のYouTubeで一大ムーブメントを巻き起こした。国内ではさほど大きな話題となった印象はないものの、再生数は伸びていたようだ。韓国勢ではBIGBANGの「FANTASTIC BABY」http://youtu.be/AAbokV76tkUが3位、少女時代が8位に入っている。
最近は長らく続いた韓流ブームの衰退が叫ばれるが、今年の日本のYouTube(ユーチューブ)再生回数は、韓流健在を示す形となった。ただ、韓流ブームの代表的な存在だった少女時代が比較的下位で、KARAも圏外と、これまでとは少し顔ぶれが変わったようだ。
「真夏のSounds good ! ダイジェスト映像」が最高で9位
日本人アーティストについても、同じようなことが言えるのかもしれない。日本人最高位は、きゃりーぱみゅぱみゅの「CANDY CANDY」http://youtu.be/UoK8DaJRDaMで2位に入った。再生数は1200万回。きゃりーは5位にも「ファッションモンスター」http://youtu.be/GivkxpAVVC4がランクインしていて、際立った活躍ぶりだ。そこで当探偵社はきゃりーぱみゅぱみゅを、Japanese YouTuber of the yearに認定することとしたい。なお授賞式等の詳細はTBAである。
一方、近年のYouTubeで抜群の人気を誇ってきたアイドルグループのAKB48は、今年のリリースでは若干控えめな結果となったようだ。「真夏のSounds good ! ダイジェスト映像」http://youtu.be/oL0waWXWqaIが再生700万回で9位が最上位だ。これに対して、AKBのライバルとも目されるももいろクローバーZは、「Z女戦争」http://youtu.be/-72Lje6nwg0が800万回で4位に入り、ももクロがAKB越えとなった。
ボンド柳生