選挙に負けた政党の後始末はどこも大変だ。日本未来の党も役員人事で混乱している。きのう24日(2012年12月)、都内の党本部で衆院選後初めて両院議員総会を開き協議したが、「国民の生活が第一」の代表だった小沢一郎氏の処遇をめぐって結論が出ず、先送りとなった。「おでかけ前の朝刊チェック」コーナーの「イチオシ」で取り上げた。
嘉田代表「それをやたらおしまいよ。社会的抵抗大きすぎる」
朝日新聞朝刊の「未来、役員人事先送り 小沢氏処遇巡り分裂含み」という記事だ。それによると、嘉田由紀子代表(滋賀県知事)が阿部知子副代表を共同代表に昇格させる案を提示したが、「生活」出身の議員が小沢を共同代表に起用するよう要求し、改めて協議することになった。嘉田は「小沢共同代表を受け入れたら、私の政治生命が終わる。(起用は)社会的な抵抗が大きすぎる」と語り、記事は「嘉田氏の人事案が了承されなかったことで未来は『生活』と『非生活』による分裂含みの様相になってきた」と伝える。
総会には嘉田と国会議員16人が出席、小沢は欠席した。テレビ画面を見る限り、議員総会といっても部屋を仕切ったような一角で、机やテーブルはなく、全員が折り畳み式のパイプ椅子で嘉田が中央に、他のメンバーは向かい合って座るミーティングのような形式だった。
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト