<今週のワイドショー>朝ワイドも「選挙特番」あまりの自民大勝にテーマ絞りきれず

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   16日(2012年12月)の衆院選投開票を受けて、月曜日の朝のワイドショーは、TBA系「朝ズバッ!」とフジテレビ系「とくダネ!」は特番仕立てで時間を大幅延長し、他のワイドショーもほぼ総選挙一色となった。ただ、予想以上の自民党の大勝ちをどう扱うか、話題の絞り込みに苦労したようだ。「朝ズバッ!」、は「投票率戦後最低!『誰がいいのかわからなくて途中で帰ってきた』」と、12党乱立となったことで逆に選挙への関心が薄れ、組織票の固い自民党と公明党を押し上げたと指摘した。

   「自民圧勝の注目分析!『続原発』が民意か?『脱原発』が反映されなかった選挙か?」(「とくダネ!)、「アベノミックス『2%インフレ』国債増発・金融緩和でホントにできるの?」(「朝ズバッ!」)と、本来なら投票日前にやるべき問題提起を、結果が出てからあれこれ論じるという泥縄も目立った。

   注目の安倍内閣の組閣については、「『安倍内閣』女性閣僚でタカ派イメージ薄めたい!候補に小池百合子、小渕優子、高市早苗」(「朝ズバッ!」)、「石破幹事長留任、官房長官に菅義偉、副総理に麻生元首相…安倍内閣顔ぶれ参院選向け?」(テレビ朝日系「モーニングバード!」)と伝えたが、サプライズ人事の予想はなかった。

   一方、民主党のボロ負けの原因としては、「大敗民主ここまで嫌われた3つの理由『消費増税』『官僚パシリ』『田中真紀子』」(「朝ズバッ!」)と分析した。こういうテーマになると、日本テレビ系「スッキリ!!」は他の情報番組や報道番組の二番煎じが多くなってしまう。

<テレビウォッチ編集部>

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