仮設住宅の町民「この時期に議会解散・選挙なんてやってる場合じゃないだろう」
「モーニングバード!」がKFB福島放送の記者に、町長の多忙さについて取材をしたところ、町長は普段は埼玉県加須市の避難先町役場を拠点に、支所のある郡山市、避難所のあるいわき市などを往復するほか、10月には国連欧州本部(スイス・ジュネーブ)で講演を行うなど、たしかに多忙だ。
しかし、町民たちはこう嘆く。仮設住宅に住む女性は「今の時期に議会を解散し、選挙をやっている場合じゃないだろうって」という。コメンテーターの吉永みち子(作家)は「他の市町村も住民の避難先が分散していて連絡しにくいのは同じ状況ですよね、なぜ双葉町だけがこういう事態になったのかですよ」
中間貯蔵施設を受け入れたい議会側、拒否したい町長という構図なのだろうけれど、間もなく避難指示区域の再編で国から最終案が提示される。そんなときに町長不在、あるいは町議会選挙なんてことをやってていいのか。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト