「2012」とは今年、そしてすなわち今日である。昔々、高い文明を持っていた神秘のマヤ文明の長い暦がなんと本日(2012年12月12日)をもって終わる。するとこれは、人類終末を予言したものであるかもしれないと考えている人もいる。
「マヤ予言は真実だった。しかし私は最後まで戦います」
オーストラリアのギラード首相もマヤの暦は本当だと認め、国民に向かって、こんなビデオメッセージを出したそうだ。「世界の終わりが来ました。マヤの予言は真実だった。しかし私はみなさんのために最後まで戦います」
いったい何事なのか、まるでパニック映画の一場面に出てきそう演説だが、このメッセージはじつは首相がシャレでやったこと。しかし「これを洒落っ気のある首相と言っていいのか」(笠井信輔アナ)と物議を醸しているという。
「とくダネ!」の出演者からは「不安を煽るようなことを」(菊川怜キャスター)、「あんなマジな顔で」(コラムニスト・深澤真紀)などと、政治家らしからぬ人騒がせ行為だとの見方がある一方、司会の小倉智昭は「僕はオーストラリアの首相、すごく好きになった。ああいう洒落っ気ある人、好き」と高く評価していた。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト