米国コネティカット州の小学校銃乱射事件と銃規制の気運の高まりを受けて、「とくダネ!」によれば全米で銃が大売れだそうだ。「オバマは最高の銃ディーラーだね。彼が銃規制を言うから銃が売れるんだ」と銃店主が皮肉っぽく言う。
「銃から身を守るために銃を買おう」
米国では国の形成発展の時期や性質から銃が蔓延し、今となっては刀狩りも容易ではない。銃から身を守るためにも銃が要る。あいつがもう持ってるのに、俺が持てないなんて不公平じゃないか、危ないじゃないか――と、アメリカ悪循環である。
「この問題って核兵器と似てて、誰かが持つとそれから守るために持つという矛盾がある」と番組コメンテイターでコラムニストの深澤真紀が言う。
核兵器といえば、最近の日本にとってもホットな話題だ。国家たるもの核兵器ぐらい持ってなきゃイーハンもつかねえじゃねえか、身を守れねえじぇねえか、国際社会で発言権がねえじゃねえかと主張する(か、公言はしなくても思ってそうな)センセイ方が選挙で勢力を伸ばして、元気一杯だ。
しかし、米国を見てもわかるように、武装の必要性は何も国家に限ったものではなく、国内、国民にもある。国家にかまけて国民を忘れてもらっては困る。日本国内にも銃はあるし、刃物や乗り物でも大量殺傷が可能なことは証明済み。その際、市民が銃を持ってれば自衛できるのである。そもそも日本国民たるもの、パチぐらい持ってねえとハクがつかねえじゃねえか。日本国に核を、そして日本国民には銃を!
文
ボンド柳生