原子力規制委員会はきのう20日(2012年12月)、専門家4人を交えて青森県の東北電力東通原発の敷地内の断層について評価会合を開いた。断層は活断層である可能性が高いという見解で一致し、これによって東通原発の再稼働が難しくなった。
青森県の他の原発・関連施設にも影響
小林悠アナウンサーは「東通原発周辺を走る断層調査は先週、2日間にわたって行われました」と伝え、調査に加わった専門家4人いずれも「活断層である可能性が高い」としたという。これに対し、東通原発の審査・設置を許可した当時の関係者は、「あれは活断層ではなく、地下にある粘土が地下水で急膨張した膨潤で局所的にずれたもの」と反論している。
コメンテーターの吉川美代子(TBS解説委員)「今回の調査は専門の学者先生が中立的な目で冷静に調査をした結果。たとえ断定されなくても、疑いがあるというだけでも怖い」
司会のみのもんたは「経済界からも原発で作られた安い電力を使えなくなったら困るという声が上がっています。電力会社は活断層だと認められないでしょう」と話す。
与良正男(毎日新聞論説委員)「青森県には建設中の大間原発や他の原子力設備があります。東通原発の活断層を認めれば、他の原発施設などに影響を及ぼすことは間違いない」
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ナオジン| 似顔絵 池田マコト