「寒さも本格化で大活躍なのがブーツです。でも、このブーツには嫌な臭いがこもります。有働さん気になりませんか」と駒村多恵アナが聞くと、有働由美子キャスターは「私より裸足で靴履いている石田純一さんは?」と、ゲストの石田純一(タレント)に振る。「裸足でショートブーツ履きますが、あんまり臭わないですね」と話題が広がらない。駒村がなんとか引き取って、「とにかく、きょうは靴の臭いの撃退法をお届けします」
1日コップ1杯の汗かく足の裏
そもそも、なぜ足は臭うのか。日用品メーカー研究所の山岸理恵子さんによると、「足の裏は汗腺が多く、1日でコップ1杯ほどの汗を出しています。ブーツは湿気がこもりやすく、体温と汗で皮膚常在菌が増殖して臭いの成分を多く発生するんです」と説明する。
駒村「きのうブーツを履いて1時間で中の湿度を測定したら、なんと84%もありました。この臭いへの解決策は何点かあります」
(1)同じブーツを何日も履かず、ローテーション化して靴の中の湿気を溜めない。
(2)土踏まずまでの5本指靴下をタイツの中に履けば臭いは軽減される。ウールや絹などの靴下は吸湿性に優れているので、重ね履きでの湿度は20%も下がる。
(3)使い捨てのカイロは中の活性炭で、履いた後に入れて吸湿と脱臭。新聞紙を丸めてブーツの中に入れるなら、一番汗が出る指先までシッカリと入れる。
ちょっとスプレーするだけで臭い原因菌1万分の1
有働「とは言っても、染みついた臭いってあるじゃない? 2~3日履き続けないといけない時とか」
駒村「それには取っておきの解決策があるんです。今年6月26日に放送したリピートです」
薬局で売っている「みょうばん」だった。6グラムを水100ミリリットルで溶かし、スプレー状に靴に吹きかける。皮膚科の五味常明医師は「みょうばん水は酸性ですので、菌が繁殖しなくなります。実験ではスプレーを掛けた方の菌の繁殖率は、掛けなかったものの1万分の1しか増殖しませんでした」
女性のブーツに限らず、紳士靴でも有効そうだ。
(磯G)