「なぞの男」コーナーに、突如、大物登場した。萩本欽一が現れていきなり名刺を配り始めたのだ。「なぞの男」が「勝手に営業始めちゃって」といっても無視。「なぞの男」は「ここはオレのコーナーだぞ、ちくしょー」とクイズを始めた。「欽ちゃん伝説」についてで、これが面白かった。
「地方で子どもがやってるの見てパクッたの」
司会の加藤浩次が「瞬間視聴率100%ですよ」という。むろん「欽どこ」の話。テレビで初めてやったというのがいくつもある。最初が「『あっち向いてホイ』を全国に広めた」。加藤が「欽ちゃんが考えたと思っていた」と言うと、萩本は「そうそう、世間ではそうなっているけど、地方で子どもがやっていたのをパクった。だから広めたが正しいの」
次が「初めて司会者の横に女性アシスタントを置いた」。番組は「スター誕生」だ。萩本によると、それまでは司会は1人で、2人おくと「能無し」に見られるのでタブーだったが、「私はそれを知らずに、司会できないのでだれかを置いてくださいといっちゃった」
加藤「進行はその人に任せて、欽ちゃんは自由にやると。いまじゃ当たり前だけど」
萩本「テレビ局の偉い人があやまりにきたけど、 そうじゃありませんと…」
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト