「5126年周期の循環暦」曲解して終末予言ねつ造
紀元前のメキシコ、グアテマラに栄えたマヤ文明は天文観測に優 れ、そこからいくつもの暦を作り出した。そのひとつが5126年の周期を持つ循環暦になっている。茨城大の青山和夫教授似よると、紀元前3114年8月11日から数え始め、今年12月21日にそれが一巡する。「暦が終わるだけなのだが、それを世界が終わると曲解して『終末予言』がねつ造されたということ」という。
司会の加藤浩次「ちょっと前にもノストラダムスってのがあった」
宮崎哲弥(評論家)は「ポピュラーじゃないが、本屋の精神世界のコーナーへ行くと、マヤ暦の本や滅亡説なんか結構ある。中国やロシア、ヨーロッパで終末論が広がるのは、現状への不満からです。リセットしたいという願望で、昔の中国の白蓮教や太平天国の乱、ロシアの千年王国思想、近くはオウムなんかもそれにあたる」という。
大沢あかね(タレント)「世界が滅亡するのにカプセルなんてねぇ」
キャスターのテリー伊藤「中国では貧富の差と不満がこれに出ている。政府はこれを機に宗教団体を抑え込もうとしているんでしょう」
まあ、ノストラダムスにくらべれば、マヤ暦はれっきとした科学といってもいいくらいだが、5000年後の人間の方が非科学とは、何とも皮肉である。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト