自民党の安倍総裁がさっそく人事で動き出した。石破幹事長の留任、側近中の側近といわれる菅義偉幹事長代行を官房長官、盟友の麻生太郎元首相を副総理兼財務相に当てることを内定した。保守の論客・櫻井よしこの拉致担当相がも取り沙汰されている。
公明党からは太田前代表
圧勝したとはいえ、参議院のねじれ状態が続く限り国会運営は思うにまかせず、自民党本部には『参院選投票まで223日』の看板が掲げられ、「危機突破内閣」と名づけて参院選へ向けた布陣に着手した。
司会の赤江珠緒「このほかに取り沙汰されている名前はありますか」
政治アナリストの伊藤惇夫「小渕優子(元少子化担当相)や甘利明政調会長の入閣が浮上しているほか、今回返り咲いた公明党の太田昭宏(前代表)の名前も挙がっています」
再登板となる安倍にとって、失敗は許されない政権運営でもあり、信頼する側近を閣僚に配置する必要もあるのだろう。「党内には『お友達内閣になりはしないか・・・』と危惧する声が上がっている」(倉永寛子記者)という。伊藤は「閣僚の人選は最終的に参院選へ向けた布陣だが、堅実さとサプライズのミックスと思う。適材適所からどうしてもベテラン勢の起用になるが、参院選を考えると華やかな顔がないということで、櫻井さんの拉致担当相が噂されているわけです。安倍さんとは安全保障問題で近い考えを持っていますからね」
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト