「9時ッス!!」コーナーの森圭介アナが杉野真実アナに「最近泣きました?」と聞く。葉山エレーヌを引きついで今月(2012年12月)から担当になった杉野が、「『スッキリ!!』になじめるかなぁと毎晩泣いてます」。司会の加藤浩次が「お前、ウソつくんじゃねぇよ」と大笑い。何かと思ったら、女の涙についての実態調査があるのだという。「どんな時に涙を流したい?」という調査(女ゴコロプロジェクト事務局)で、20~59歳の415人に聞いたところ、「がまんが続いたとき」40.2%、 「何もかもうまくいかなかったとき」38.3%、「ストレス解消したいとき」36.6%と出た。
街で聞いてみると、「息子たちと意見が合わなかったりして、ケンカしてわっと」「悔し泣き」「曲聴いて思い出したり」…、なかには「泣ける短編集を読んで」「イライラしたとき。なくとスッキリする」と、自分で泣こうとする人もいるらしい。
「夕方に親しい人と一緒に感動の涙流す」と効果テキメン
東邦大学医学部の有田秀穂教授(涙と心の脳科学を研究)は、「涙を流すと脳がリセットされ、ストレスが解消されることが最近明らかになってきました」と話す。泣くことで、自律神経が起きている状態から寝ている時のリラックス状態に切り替わるのだそうだ。では、効果的な泣き方はあるのか。有田教授によると――
(1)泣くのは夕方が有効。泣いた後のスッキリ状態が長く続く。
(2) 感動の涙、感極まった泣き方がお勧め。悲しい悔しいより、感動の方がストレス解消になる。
(3)思いっきりなく。泣きたくなったら人前でも抑えないこと。がまんすると逆にストレスになる。ということで、最強のストレス解消法は「週末の号泣生活」なんだそうだ。ひとりより気の許せる人と一緒に泣くとさらに効果は上がる。
加藤が「オレ、涙なんか10年くらい流したことない」と言いかけて、「あ、6年半前にあった。この場所で」とスタジオを指した。森が「ありましたねぇ。番組冒頭で」「ありました」。何で涙を流したかはあったは言わず。加藤も何か照れくさそうだった。鬼の目にも涙か。