経済制裁強まればいよいよ核武装―暴走国に手を焼く国連安保理
今後の対応について、北川正恭(早稲田大学大学院教授)は「国連安保理は非難声明を出したが、金融制裁など具体的なやり方で実質のある制裁をしなければならない」と述べ、小松成美(ノンフィクション作家)も「国際社会を欺いた対価を払ってもらわなければならない」というが、黒井は「制裁を強めると、(北朝鮮は)無理難題を押し付けてきているという論を立てて、核実験へつなげる布石となる恐れがある」と指摘する。朴も「非常に忍耐力がいるというのが北朝鮮との関わり方です」と北朝鮮との付き合い方の難しさを語る。
危険なうえに、途方もなく厄介な隣人を持ったものだ。
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト