ロシア・ソチで行われたフィギュアスケートGPファイナルで、浅田真央が腰の痛みを抱えながら4大会ぶりに3度目の優勝を果たした。一方、ともに22歳の最大のライバル韓国のキム・ヨナもドイツで行われた大会で1年8か月ぶりに復帰し、浅田を上回る高得点で優勝した
司会の赤江珠緒は「ソチ五輪に向けた2人の戦いが始まりました」という。
開催地ロシア・ソチでの優勝で真央に自信
GPファイナルを終えた浅田は、ライバルのキム復帰について「キム・ヨナ選手やたくさんの選手がカムバックすると思います。なので、皆さん一緒に頑張りましょう」といって笑った。フィギュア解説者の村主千香は2人の対決を次のように語った。
「キム選手はフリーでは後半はかなりスタミナが切れていまして、ジャンプで転倒があってオーという感動はなかった。久しぶりの試合でまだまだ調整が足りていない感じでしたね」
司会の羽鳥慎一は「やはり金選手がライバルというのは間違いないですか」
村主は「そうなってくるのですが、ソチということでロシアも力を入れてくる。ロシアの若い選手が注目されると思います」
浅田については、トリノ五輪金メダリストの荒川静香がこう評した。「ここでまた大技を組み込んだり戦略を変えたりすると、さらに伸びる可能性があります。オリンピックが行われる会場で良い演技ができたことで、相性がいいと感じながらこの大会を終えることができたはずで、次に(ソチに)来る時は、もうオリンピックですからすごく大きな意味があったと思いますね」
青木理(元共同通信記者)「われわれ見てる方は、ライバル同士競って、最後に浅田選手の勝つところをみたいと思っている」
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト