北朝鮮なぜミサイル延期?技術的問題より党・政府と軍との内紛か

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   北朝鮮はきょう10日(2012年12月)午前7時から22日までの間に、長距離弾道弾を予告していたがが、きのうの平壌放送は「(準備の最終段階で)一連の事情が提起され、われわれの科学者、技術者らは『光明星3号』2号機の発射時期を調整する問題を慎重に検討している」と、よくわからないニュースを流した。 要するに延期ということらしい。

韓国の人工衛星打ち上げに対抗して「発射のブラフ」

   ミサイルは東倉里(トンチャンリ)から南へ打ち出され、1段目が韓国西方海上、部品の一部がその南、さらに2段目がフィリピン・ルソン島東方の海上に落下すると見られていた。同じ設定で行なわれた4月の打ち上げは、発射直後に墜落して失敗に終わっている。このときは、防衛省が発射確認できず、韓国・米国経由になったり、石垣島などへのアラートが即刻出せず批判を浴びた。今回も、打ち上げ失敗で日本領土内に墜落することも想定して、迎撃ミサイルのPAC3を配備、東シナ海にイージス艦を配備するなどして、撃ち落とす態勢をとっている。

   アメリカも中国も自制を求めているが、北朝鮮はそんなことはどこ吹く風。その理由を静岡県立大の伊豆見元教授は、「韓国が11月29日に人工衛星の打ち上げを計画していました。これは延期になったが、北はこれに対抗したのだろう」という。北朝鮮はこれまで長距離ミサイルを5回発射しているが、いずれも4月から8月の気候のいい時で、冬のこの時期は前例がない。

   司会の加藤浩次「7時から予告時間に入ったのですが…」といったが、ピョンヤンが「延期」をほのめかしているのだから、むろんなにも起こらない。いまはもっぱらなぜ延期したのかだが、韓国でも情報がないらしい。要するに、技術的な問題が起こったに違いないのだが、何だかはわからない。

   勝谷誠彦(評論家)「技術的な問題より軍との内紛じゃないか」

   キャスターのテリー伊藤「失敗すればいいが、成功すると中国も困るだろう」

   日本だっていい迷惑だ。PAC3で撃ち落としたとしても、その破片は落ちてくる。北朝鮮ではとかく騒ぎすぎだ。放っておくのが一番。向こうは騒がれることを狙っている。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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