衆院選投票日まで1週間を切ったが、これまでになく「まだ投票先は決めていない」という有権者が多いという。12党乱立のうえ、それぞれの党の主張の違いがはっきりしないからだ。そこで、「朝ズバッ!」は「どこが違う?各党公約」とマニフェストや公約の読み方を解説した。
街の声「昔は政党ごとにハッキリしてた」「似たようなことばかり」
街で有権者に聞いてみると、初老の男性は「昔は政党ごとに主義、主張がハッキリしていた。でも、これだけ政党が多くなると何が何だかわからない」とため息をつく。中年女性も「政党が多すぎて似たようなことを言っているとしか思えません」と嘆いた。井上貴博アナウンサーは「アンケートでは若者から中高年世代まで、どこに投票するかを迷っている人が圧倒的でした」と話す。
プロに各党公約の目玉を上げてもらうと、東洋大学の澁澤健太郎教授は「民主党マニフェストで注目は子育て教育問題。子供を増やして豊かな社会を作りだそうという姿勢が読み取れます。自民党の公約には安倍総裁のリーダーシップが色濃く反映され、未来の党は女性問題がメインとなっている。地域分権や道州制問題を大きく公約として上げているのは維新の会だけですね」と解説する。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト