射程距離は米国アラスカまで…発射したら経済制裁強化
北朝鮮情報専門サイト「ディリーNK」の高英起・東京支局長と軍事ジャーナリストの黒井文太郎氏はこう解説した。高氏は「北朝鮮国内では4月のミサイル発射失敗のこともあり、今回は発射そのものが知らされていません。発射に失敗すれば知らん顔。成功すれば、偉大なる指導者様のおかげだと宣伝するつもりのようです」と話す。
みの「本当のところ、北朝鮮のミサイルはどのぐらい飛ぶのだろう」
黒井「射程距離は3000キロから6000キロといわれています。6000キロまで飛ばすことができれば、アメリカのアラスカは射程距離に入ります。
みの「日本政府やアメリカは、発射すれば経済制裁を強めるとしていますが…」
黒井「どこまで実効性のある制裁ができるか。アメリカは北朝鮮のミサイル技術が中東に流れることを恐れています。やった者勝ちというのが現状です」
技術的トラブルは口実で、中国からの圧力、アメリカに「自制できる国」を印象づけるための「延期作戦」のように見える。はじめから、日米中韓がどういう反応をするかを見極めるのが狙いだったんじゃないか。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト