金賞「てへぺろ」、銀賞「きゃわたん」…、銅賞「ワイルドだろぉ」でやっとわかる言葉になった。が、4位以下は「どうするぅ!?」「テンアゲ」「あーね」「オッケー☆」「りょ!」「それな!」「サンキュー!!」… さっぱりわからない。
5日(2012年12月)発表された「女子中高生ケータイ流行語大賞2012」(ピーネストリサーチ調べ)だ。11位以下でも、「ズッ友」「いもる」「○○安定」「いちきた」「ワンチャン」「たぎって きた」…やっぱりわからない。
流行語に3つの基本形「有名人」「短縮」「音のかわいさ」
流行語にはいくつかの流れがあるらしいが、ひとつは「有名人」。たとえば金賞の「てへぺろ」は、うっかりしたときにてへっと笑ってペロッと舌を出すという意味の擬態語だ。声優の日笠陽子の持ちネタで、以前から流行っていたのが、ソフトバンクの白戸家のCM「ハワイの留学生編」で、タレントのトリンドル玲奈が使ってブレークした。ローラの「オッケー☆」やスギちゃんの「ワイ ルドだろぉ」もこの類だ。
もうひとつが「短縮形」。要するに言葉や言い方を短くしたもので、「テンアゲ」はテンション上げだ。「りょ!」は了解。メー ルでは短い方が打つのが楽だからこうなるんだそうな。
最後が「音のかわいさ」。女子高生に聞くと、一番使うのは銀賞の「きゃわたん」だった。「かわいい」が「きゃわいい」になり、これに意味のない「たん」をつけたのだそうだ。「てへぺろ」も音が受けたものらしい。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト