六本木のクラブ客集団襲撃―間もなく「関東連合」15人逮捕!何人かは海外逃亡

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   9月(2012年)に東京・六本木のクラブで起こった目出し帽集団による襲撃・殺人事件で、警視庁は実行犯ら15人を特定し凶器準備集合罪で逮捕状をとった。グループは暴走族「関東連合」の元メンバーが中心だが、襲撃した相手が人違いだった可能性も出ている。

殺された藤本亮介さん人違い?

   事件は9月2日未明、目出し帽の男たちがクラブで飲食していた客の藤本亮介さん(当時31)を金属バットで繰り返し殴って死亡させた。男たちはそのまま逃走したが、店の付近にあった防犯カメラが襲撃前後の状況を記録していた。映像には、男たちが2台のワンボックスカーで乗り付け、目出し帽に金属バットなどを持って走る姿と、襲撃を終えて引き上げる様子が写っていた。この間4分で、暗がりで不鮮明だが、顔が写っている者もいた。

   警視庁はこれらをもとに捜査を進め、関東連合の関与を突き止めた。08年3月に、西新宿で関東連合の関係者が金属バットで殴られて死亡した事件があり、その報復とみられる。しかし、藤本さんはグループと接点はなく、人違いで殺されたようだ。

   リポーターの阿部祐二は「防犯カメラの映像では、直接襲撃に関わったのは9人だが、路上で彼らに指図している青いシャツや迷彩服の男とか、もう1台の乗用車も写っていました。逮捕状は運転手なども入れて10代から30代の15人。 ただ、事件後にハワイや中国へ逃げた者がいて、国内には数人」という。

   関東連合は杉並区や世田谷区に根を張っていた暴走族の連合体だが、2003年に解散している。元メンバーは六本木周辺などで飲食店を経営したり、裏ルートでの活動が活発で、暴行・傷害事件や振り込め詐欺で逮捕者も出している。おととしの市川海老蔵の暴行事件も関係者だった。

凶器準備集合罪で逮捕し、殺人罪で立件

   逮捕状の容疑となった凶器準備集合罪はかつて左翼過激派取り締まりで多用されたが、もともとは暴力団取り締まりのための法律だ。今回はこの容疑でまず身柄を確保して、自供を得たうえで殺人罪にもっていくものと見られる。

   司会の加藤浩次は「捜査はむずかしいんじゃないですか」というが、そんなことはあるまい。警察が情報を出してきたということは、立件のメドが立って いるということだ。

   キャスターのテリー伊藤「大人数が金属バットを持ってなんて、こんな荒っぽいこといままでなかったですよ。ヤクザだってこんなことしない。ホントにふざけた、なめた連中ですよ。捕まえてほしいね」

   加藤「人違いって、誰と間違えたか特定されているの」

   阿部「してると思います」

   加藤「たまったもんじゃないね」

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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