お笑いコンビ雨上がり決死隊の宮迫博之(42)が胃がんで手術を受けることになったと伝えられているが、ニュースのキーワードを解説する「けさ単語!」コーナーで胃がんを取り上げた。
「胃がんは日本人のがん患者のなかで、罹患数が最も多いがんです。一説には徳川家康も胃がんだったといわれています」とアナウンサーの井上貴博はいう。胃がんに限らず、がん対策は早期発見・早期治療が何より重要だが、最新の検査方法を紹介した。
原因は「喫煙」「ストレス」「過度の酒量」「過度の塩分」とピロリ菌
宮迫は自覚症状はなかったが、人間ドックで異常が見つかり、精密検査を受けた結果、胃がんの疑いがあることがわかった。テレビ、ラジオ合わせて約10本のレギュラー番組を持ち、多忙を極めていた。42歳とまだ若く、コメンテーターの田中章義(歌人・作家)と同い年というが、働き盛りは要注意で、中高年の胃がんは増加傾向だ。
統計をみると、死亡数が多い部位は男女とも肺がトップで、胃は2位だが、比較的治療しやすいがんともいわれる。過去にはプロ野球ソフトバンクホークスの王貞治会長、タレントの藤村俊二、漫才の宮川花子さんらが胃がんにかかったが、いずれも復帰している。
胃がんになりやすい原因としては上げられるのは、(1)喫煙(2)ストレス過多(3)過度の酒量(4)過度の塩分。これを聞いて、司会のみのもんたは「全部あてはまるねえ」。他にピロリ菌がある。ピロリ菌の感染者は胃がんリスクが5倍高まるといわれる。日本人全体の40%がピロリ菌に感染していて、そのうち8%の人が胃がんにかかっているという統計がある。中でも高齢者は保菌率が高いそうだ。