フェイスブック、リアルタイムでつぶやくツイッター、日本生まれのミクシー、電話番号で登録できるラインなどのSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)を、いまや世界中で10億人が利用しているという。日本でも40代女性の7割が利用しているが、一方で75%が煩わしいと感じている。「しかも知らないととても危険な落し穴があるんです」と山田大樹アナは言う。その事例を報告した。
子育てサークル作ったらメンバーに借金しまくり
都内に住むTさん(43)は高校時代の友人との飲み会の写真をフェイスブックで公開された。友人が勝手に写真を掲載したのだが、Tさんはいま義母と交代で義父の看病をして、厳格な義母に何を言われるかと塞ぎ込む毎日だ。
ゲストの城之内早苗が言う。「載せていいと断らなかったのでしょうかね」
山田アナ「友人が勝手に写真公開することに9割以上が不快と答えていますが、公開していいかの承諾を取った人は24%しかいません」
Sさんは外国人の元夫に、顔写真付きページにあることないことや罵詈雑言をばら撒かれた。メッセージはあるホームページに繋がっていて、元夫も友達リストに入っていたため、Sさんの悪口は友一瞬のうちに広がってしまった。「離婚と同時に元夫を友達リストから削除しておけば」とSさんは悔やむ。
A子さんはSNSを利用して子育てサークルを作った。はじめはネット上のやりとりだったが、やがて主婦たちのサークルができた。しかし、その集まりにB子さんが入ってトラブルが起こるようになった。B子さんが複数のメンバーに借金を申し込んだりしたためで、話し合ってメンバーから外れてもらったが、今度は「B子さんをなぜ外したのか」と非難される書き込みが出て、SNSは休眠状態になってしまった。
近ごろ増えてるツイッター「謎のつぶやき」
このほかにもSNSでお困り実例は山ほどある。「元カレが結婚を聞きつけ品物を送ってきた」「住所を教えてストーカーにあった」「怪しい儲け話に誘われた」などだ。いま急増しているのが、ツイッターの「謎のつぶやき」だ。表示に従ってログインやクリックをすると、知らぬ間に、他人が自分の名前で書き込む事を許可してしまう。いわゆる名義貸し、なりすましだ。そのまま放置すると、ウイルス配布のページに誘導されたり、銀行のログインページをまねた画面でIDやパスワードを盗まれることもある。
(磯G)