先月、東京都板橋区内のアパートで起きた主婦刺殺事件で、警視庁は松尾元気(22歳)を窃盗の容疑で逮捕した。松尾がカラオケ店のアルバイトをクビになった直後から、付近で空き巣が急増していたという。
アルバイト先で同僚に借金しまくり
子供のころの松尾を知る近所の人は、「スポーツ好きで活発な子だった。家の中でじっとしているタイプではなかった」と話し、幼なじみも「久しぶりに成人式で会った。小さい頃よりも素敵になった感じで、誰にでも気さくに声を掛けていた」という。
ところが、この前後から生活はすさんでいった。以前にアルバイト先で一緒だった同僚は「親に勘当され金に困っていると口癖のように言っていた。ある時、遅刻をしているので家に迎えに行くと、父親から『あの子のことはもう知らん。煮るなり焼くなり、好きなようにしてくれ』と言われました」と証言した。
別のバイト先の男性は「同僚たちから借金をしていた。1人7、8万円は貸していたと思う。僕も5万円ほど貸したが、その金はいまだに戻ってこない」という。
インターホンと街頭カメラ映像で犯人特定
加藤シルビアアナは「金に困って、思い詰めての犯行と見られています。逮捕のきっかけになったのは、インターホンと連動する防犯カメラでした」と伝える。スタジオに同じ形のインターホンが用意されていて、司会のみのもんたがボタンを押すと、みのの顔がしっかりと録画されていた。
加藤「このカメラは広角レンズが付いていて、視界が170度までのものが撮影できます。顔が写らないようにとインターホーンの横に立ってボタンを押しても、しっかりと撮影されます」
コメンテーターの柿崎明二(共同通信編集委員)は「こうした個人の防犯カメラが最近は増えていますが、これに街の防犯カメラの写真と重ね合わせれば、犯人の足どりを容易につかむことができる」
池田健三郎(経済評論家)「こうした防犯カメラが普及すれば、侵入者は別な侵入手口を考える。盗難を防ぐ抑止力にはなるが、これをつけたから大丈夫と安心はできませんよね」
それにしても、インターホーンの映像って、顔確認だけじゃなくてすべて録画されてるんだ!