嘉田由紀子・滋賀県知事がきのう27日(2012年11月)、 「日本未来の党」の立ち上げを発表した。「今のままでは選ぶ政党がない。本当の第3極をという声に応え新しい党を作ります。個人で手をあげていただく方に、この指とまれ方式で」と話す。基本政策は自ら唱えていた「卒原発」である。
選挙後にどんな顔見せるか?「新小沢新党」という心配
嘉田の呼びかけに真っ先に応えたのが、個人どころか、大親分「国民の生活」の小沢一郎、「減税日本…党」から山田正彦・共同代表らだ。これに、「みどりの風」の衆院議員4人 も加わるという。国会議員の数では61人。民主、自民に次ぐ勢力である。
ただ、これが本当に嘉田の趣旨にあうのかどうか。たしかに小沢らも「脱原発」をかかげていて、「政策的主張が一緒であるし、合流して選挙戦を戦おうということ」というが、うしろの部分が本音。
小沢チルドレンに再選のメドが立たず、「まさに渡りに船だったのだろう。
党代表は嘉田。代表代行は環境エネルギー政策研究所の飯田哲也氏。賛同者には京セラ名誉会長の稲盛和夫氏、音楽家の坂本龍一氏らが名を連ねている。
司会の小倉智昭「政党がまた動きました」
田崎史郎(時事通信解説委員)「メンバーは維新の会にいけなかった人たちで、嘉田知事は代表だが、 候補者を選ぶプロセスがない。選挙後は小沢氏が中心になるだろうから、新たな小沢新党といわれても仕方がない」
維新の会に行けなかった人って…。まるで維新の会に草木もなびいているようにいうが、マスメディアが煽っただけじゃないのかなあ。
「女性総理で日本ガラリと変わる。いずれ私も…」小池百合子ポロリ
「とくダネ!」選挙スペシャルのきょうのナマ討論は、社民党の福島みずほ代表と自民党の小池百合子・元防衛相の女の戦いだった。福島は「未来の党と連携するが合流はしない」という。「脱原発では一致」「選挙であまりぶつからない」という。小池「小沢さんらしい。とりあえずビールで乾杯みたいな」とにべもない。さらに、「こういう集まり方は国政を動かす上で支障をきたす。民主党の3年余をみてきて、また同じことをやるのかなと」
こうした発言を見ると、社民党も自民党も未来の党に脅威を感じているようにも見える。
このあと、「脱原発」「子育て」「女性の仕事」から「安全保障」まで長々と論じたが、最後に「女性の総理が出れば日本はがらっと変わる」(小池)で終わった。