現役時代のモチベーションをどう維持するか
ゲストの今野浩一郎(学習院大学経済学部教授)は「65歳までの定年延長は良いことだが、考えなくてはならない点がいくつかあります。社内に大きなシルバー世代グループが出現するわけで、企業がこのグループとどう接し受け入れていくのか。また、定年が延長されれば給料は下がり、仕事に対するモチベーションも落ちて、周囲に悪影響を与えます」と語った。
国谷「現役時代と同じようなモチベーションを維持してもらうには、どうしたらいいのでしょうか」
今野「ある程度の給与水準を維持することです。たとえば、40代の水準とか50代の水準を確保するなど、多様な人材管理が必要です」
いっそ60歳以上の社員だけで別会社を作り、元の会社から業務を受託する、人材を派遣するというのはどうなのだろうか。
ナオジン
*NHKクローズアップ現代(2012年11月26日放送「会社員人生は65歳まで~働き方はどう変わる~」)