もう事実上始まっている選挙戦だが、政党の数が13では選ぶ方も困っちゃう。「とくダネ!」は各党の代表を呼んでナマで主張をずらり並べて紹介したのだが、これも数が多いので、先週金曜日(2012年11月23日)と きょう月曜日(26日)の2回 に分けなければならなかった。
世論調査「比例どこに入れるか」1位自民、2位は朝日「民主」、読売「維新」
当欄では後先になるが、きょうは小人数の政党6党が登場した。これに解散時議席と当選目標、今回の選挙を何と呼ぶかなどを聞いた。
☆国民新党(浜田和幸)「3→全員当選 仁義なき皆殺し選挙」
☆減税日本・反TPP脱原発党(小泉俊明)「8→20 景気回復選挙」
☆社民党(福島瑞穂)「5→全員当選 脱原発・護憲選挙」
☆みどりの風(谷岡郁子)「3→3 1票の力選挙」
☆新党大地・真民主(鈴木宗男)「3→7 日本再興選挙」
☆新党改革(舛添要一)「0→2 政界再編成選挙」
6党はいずれも小人数、新党改革は前回参院選後にできたので、目下ゼロだ。そこで、今後どこと組むのかを聞いたが、ああだこうだでよくわからない。
司会の小倉智昭「きょうの新聞で面白かったのは、比例区でどこを支持するかで、自民の1位は同じだが、朝日新聞と読売新聞で2、3位が逆になっていたことだよね」
朝日は2位が民主、3位が維新だが、読売は2位維新、3位民主だ。
田崎史郎(時事通信解説委員)「党の名前を読み上げるかどうかとか、聞き方によって違ってくる」
どちらも、「支持する政党なし」が一番多いのは同じだった。
維新「全員当選」にホント!?「いやあ、130とか140」と橋下モゴモゴ
ここで、金曜日に出演した7党の解散時議席と当選目標をあげておくと、次のようになる。
☆みんなの党(浅尾慶一郎)「6→50」
☆日本維新の会(橋下徹)「7→立候補全員当選」
☆共産党(小池晃)「9→18」
☆公明党(高木陽介)「21→34(小選挙区9 比例ブロック25)
☆国民の生活が第一(中村哲治)「全員当選」
☆自民党(甘利明)「117→過半数」
☆民主党(前原誠司)「231→比較第1党」
日本維新の会でちょっとしたやりとりがあった。全員当選はあまりにも非現実的じゃないかというスタジオの声に、橋下徹共同代表は「130とか140とか」と修正した。
田﨑が「みんなと競合するところも勝つということですか」と聞いたところ、橋下は「ホントは一緒になりたい。選挙区調整をして、最後はぶつかっているところはじゃんけんで決めてもいいくらい、みんなの党さんとは完全に考えが一致してるんですから」と話した。
金曜日も月曜日もそれぞれのテーマで侃々諤々。これは大変だ。聞いていたって明確な判別ができない。少しづつ違ったり一緒だったり…。夏野剛(慶応大学大学院特別招聘教授)が「この選挙は有権者が試される選挙」といっていたが、まったくだ。目と耳をようくこらさないとわからない。街の声もさまざまあったが、中年女性が「雨後のタケノコのようで、次回に残っているかどうかわからないですよね」といっていたのが秀逸だった。