民主党政権の不甲斐ないイメージを払拭しようというわけか、野田首相による他党の攻撃が激しさを増しているが、輿石幹事長も離党組へ刺客を放つ攻撃に出た。刺客は斎藤勁官房副長官で、輿石のお膝元の山梨1区から立候補するという。
標的にされたのは小沢鋭仁元環境相で「日本維新の会」公認で立候補する。
お膝元で維新公認許さん!「完全に私を殺しに来る」
刺客を向けられた小沢は、「輿石さんは『小沢鋭仁を倒すんだ』ということじゃないですか。完全に私を殺しに来ると思っている」と驚く様子はない。
輿石は今は参院議員だが、かつては山梨1区で小沢と戦ったことがある。輿石の個人的な遺恨の匂いも感じなくはない刺客送りだが、刺客は送った方に勢いがあれば成功するかもしれないが、劣勢の民主党に勝ち目があるのかどうか。議席奪回を狙う自民党は「漁夫の利」のチャンスと見ているだろう。
司会のみのもんた「批判合戦だねえ」
柿崎明二(共同通信編集委員)は「党首がお互いに何を言っているかは参考程度にし、政策をもう1度読み、候補者やスタッフに聞いて詰めたほうがいい」と話す。
池田健三郎(経済評論家)「民主党のマニフェストをはじめ、今週中にやっと各党の政策が出揃う。しっかり見極めていかねばいけない要素がいっぱいあるので、納得して選挙に臨むようにしてほしいですよね」
「決められない政治」にはもううんざりで、それには有権者の責任も問われる。とくに最近はやりの劇場型の政治手法には騙されないようにしないと…。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト