妻に遺言「お世話になった地方の人々訪ねてお礼の食事会開いて欲しい」
司会の加藤浩次「自分が死に向かっている最中でも、みんなの役に立ちたいと思っていた」
おおたわ「本の最後に自分で用意した葬式や通夜に来て下さった方々への礼状が掲載されています。それには、僕は今でもお得情報を発信しています。お得情報が欲しくなったら、お墓の方を見てくださいと結ばれています」
ともに病と闘ってくれた妻へ感謝するとともに、最後にお願いしたものがひとつある。感謝の全国キャラバンだそうだ。地方に住む世話になった人たちを訪ね、お礼の食事会を開いてほしいというものだ。金子さんはそのために、招待リストを作成、店を指定し予算を組み、妻の交通費の計算書まで用意していた。加藤も感心したように「ここまでできるもんですかねえ」
いつもにこやかな笑顔で独特のしゃべり方をする人だったが、ここまで徹底していたとは。あらためてご冥福を。
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト