「リーダーにふさわしい人」橋下、石破、安倍、野田、石原…一番多かったのは「いない」
民主党は離党議員が止まらず、自民、公明は第3極に危機感を募らす。その第3極も小政党に分解している部分がある。しかし FNNが17、18両日におこなった世論調査の結果は衝撃だろう。太陽と日本維新が合併したあとの最初の反応だ。
問いは「比例代表でどの政党に投票したいか」。電話で1000人に聞いた。結果は、自民22.9%、 日本維新22.4%、民主14.8%、 公明3.8%、みんなの党3.4%……。以下、国民の生活、共産、社民と続く。「わからない」は18.2%だった。
次に「日本のリーダーにふさわしい人」では、橋下徹15.6%、石破茂13.0%、安倍晋三11.9%、野田佳彦10.9%、 石原慎太郎10.5%だったが、トップは「この中にはいない」で20.7%だった。つまり、橋下、石破は選挙で勝っても首相にはならないから、「いない」を含めると60%近くの人が「いない」といってるに等しい。
司会の小倉智昭「安倍さんと野田さんの差が詰まりましたね」
田崎史郎(時事通信解説委員)「党首討論のせいかも知れない。野田さんが凄みを見せて安倍さんがあたふたした印象があった。調査結果では、維新に高く出ていると思う。報道の量が多かったのと、新しいと高く出るから」
竹田圭吾(ニューズウィーク日本版編集主幹)「政策がみな似通っているので、整理されてくると変わるだろう」
「望ましい政権の枠組み」では、民主中心9.5%、 自民中心18.7%、民主・自民大連立23.1%、 政界再編42.6%だった。「第3極への期待」では、期待する56.8%、しない37.9%。「日本維新の議席期待」では、期待する51.5%、 しない45.5%だった。
田﨑「質問の仕方で答えも変わるが、政治が変わってほしいという希望が表れている。しかし具体的に『維新の会』といわれると、ちょっと考える」
小倉「第3極が中心というけど」
田﨑「第3極という政党はないから、投票は別になる」
小倉「党では自民がトップになって、ねじれる」
小政党もそれはわかっている。野合が進むのか、この選挙で消える運命か。