今冬の寒さの特徴は「ツンデレ寒気」だという。TBS朝の気象予報士・森朗の命名という。ツンデレとは普段はツンツンと無愛想なのに、いきなりデレデレと甘える様子を指すらしい。では、ツンデレ寒気とはどんな寒気なのか。
寒暖の入れ替わり激しく、東京で大雪の可能性
北海道・旭川市で18日(2012年11月)、観測史上最も遅い初雪が降った。東京でも18日に昨年に比べ23日も遅れて木枯し1号が吹いた。そして翌19日にいきなり寒波来襲。札幌市では氷点下1度、宮城県気仙沼市で0.4度、都心では7.6度と今冬一番の寒さだった。
井上貴博アナによると、このようにデレデレした暖かく湿気の多い日が続いたと思ったら、いきなり晴れて乾燥したツンツンの寒い日がやってくる。今冬はそんな特徴があるという。
これを裏付ける気象庁の1か月予報(11月17日~12月16日)によると、平均気温は低いツンツン型だが、降雨量はデレデレ型で多いという。偏西風の蛇行が大きいためで、寒気と暖気の入れ替えが激しく気温の変化も大きい。東京でも大雪の可能性があり、「何が起きてもおかしくない天候」(森)という。
急激な気温の変化に注意が必要というのは堺浩之医師だ。血圧に急激な変化起きてショック状態に陥りやすく、家の中で毎年1万人以上の高齢者が死亡している。「とくにトイレやふろ場は暖めてから利用する」よう注意を喚起している。
文
モンブラン