有権者どうする?「民主がっかり、自民見限り、第三極頼りない」
その離合集散の動きだが、第三極結集の中核になると見られていた「太陽の党」が「減税日本」を抱き込んだことでおかしくなってきた。消費税増税を容認する太陽の党と減税を目玉政策とする減税日本では野合と批判されても仕方がない。太陽の党との合流を模索してきた「日本維新の会」の橋下代表がさっそく疑義を唱えている。
こうした離合集散で16もの党派が乱立し、どこの政党がどう違うのか有権者には皆目分からない異常な多党選挙を迎えたことになる。
毎日新聞論説委員の与良正男は「これでは有権者は戸惑うばかり。民主、自民の2大政党といわれながら、支持率は合わせて3割ぐらいしかない。2大政党がしっかりしないからで、深刻な話です」と嘆いた。
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モンブラン| 似顔絵 池田マコト