「ドジョウが金魚になった」伝家の宝刀抜いて仁王立ち!超一流の政治ショー

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安倍自民にひと泡吹かせ、野田下ろし封じる絶妙タイミング

   「12月16日投開票」なら16日解散の必要はなかった。来週22日でも十分間に合った。それをあえて抜いた伝家の宝刀だったが、北川は「絶妙のタイミングだったし、なかなか計算もしている」と評価する。

   野田は16日解散に踏み切る条件として、安倍自民党総裁に「定数削減を来年の通常国会で必ずやり遂げる。それまでに国会議員の歳費削減を進めることを約束してほしい」と迫った。国民が注目する党首討論の場で新たな条件を提示し、「争点化」(金井)することによって、自分たちのペースで選挙を戦う狙いがあったのだろう。解散を前倒しすることによって野田降ろしや離党を封じ込める。政策のすり合わせすらできていない第三極の動きに不意打ちを食らわせることもできると踏んだようだ。そう考えると、16日解散はまさに絶妙のタイミングと言える。

   野田対安倍の後、続いて登場したのが「国民の生活が第一」の小沢一郎代表だったが、力が抜けたような印象だった。

   みの「小沢さんが出てきた時はすべて終わっていた。時代の流れを感じましたね」

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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