「スピリチュアル商法」占い師が教える騙しの手口―このひと言で客はコロッ!

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   パワーストーンや霊感占いのトラブルが続いている。塚原泰介アナが報告によると、「国民生活センターに寄せられる開運商法などでのトラブルは毎年3000件以上になります。相談者の9割が女性で、『自分は騙されない』と思っている人の方が騙されやすいスピリチュアル商法を、きょうは騙す側からの『騙しの手口』を公開します」

無料カウンセリングで個人情報収集

   B子さんは霊感商法で300万円の被害にあった。夫の解雇や交通事故の後に開運ブレスレットを1万円で買うと、商品の説明書に電話を入れて欲しいとある。電話で無料のカウンセリングと称して1時間半も話した後に、無料の霊視をするから写真をメールしてくれと男に言われた。夕方、男から電話があり、「写真では自縛霊と生首が見える。5年前と7年前に何かあったのではありませんか。除霊を90万円でしてあげる」と言う。そのときは断ったが、たしかに5年前にB子さんは原因不明の足の痛みに悩まされていた。見事に言い当てられたと思い、結局、90万円の除霊をした。そして、次には100万円の水晶とエスカレートしていった。

   塚原アナ「ポイントは初めの無料カウンセリングの1時間半です。この会話の中で、男はB子さんの個人情報を引き出しています。B子さんは7年前に結婚、5年前に出産しています」

   山口貴士弁護士が解説する。「相談者本人の履歴もさることながら、悪質な件では、夫、親、子供などを持ち出して不安感や恐怖感を煽ります」

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