米大統領選「電子投票機」に不正?オバマにタッチしたのにロムニーに1票表示

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   4年に1度のアメリカ大統領選挙は動画サイトのYouTube(ユーチューブ)も大いに賑わせている。今週にかけては、再選を果たしたオバマ大統のスピーチ動画などがランキング上位に入ってきているが、そんななかで異色なのが、大統領選の投票の最中に起きた「怪現象」である。この動画、なんと再生1000万回に迫る勢いを見せている。

「心配いらない。問題はない」係員少しも驚かず

   事のあらましはこうだ。ペンシルバニア州のある投票所で、男性が電子投票用機械のタッチパネルを操作していた。彼はオバマ大統領の再選を支持していたので、オバマの名前をタッチした。しかし驚いたことに、オバマではなく、対立候補のミット・ロムニーの名前にチェックが付いたのだ。試行錯誤したが、何度やっても同じ。

   男性が周囲の投票ブースの人に聞いても、そんな現象は起きておらず、問題があったのは自分の1台だけみだったという。この機械はよほどロムニーを当選させたかったのだろうか。電子式の投票は、手作業や原始的な機械によるものより間違いがないように思われがちだが、こういうことも起こるのだ。

   男性はこの思わぬ事態を投票所の係員に知らせたが、係員はとくに驚いた様子もなく、「心配はいらない。問題はない」などと言っていたという。そこで男性は携帯電話で動画を撮り、ユーチューブに投稿した。もしこの人がタッチした結果をよく見なかったりしていたら、オバマの票が一票減っていたのだろうか。

   報道などによると、投票を管理する州当局もたしかにそうしたケースを把握しているという。ただ、その人物は別のブースで投票を済ませ、機械は再調整して直ったそうだ。ほかに不具合の報告はないという。

ボンド柳生

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