大分「おんせん県」商標登録申請―各地の温泉地困惑!「そんなのあり!?」

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   別府や湯布院など日本有数の温泉地がある大分県は先月(2012年10月)、特許庁に「おんせん県」という名称の商標登録を申請した。この申請に全国の温泉地で困惑が広がっている。

「日本一は世界一」大分県の温泉旅館数ダントツ

   阿部祐二リポーターがミシュラン三ツ星の別府ひょうたん温泉で目にしたのは、「おんせん県 日本一は世界一」という大分県が作成したポスターとのぼりだった。地元の観光協会関係者は「申請が認められれば、大分の温泉のさらなるイメージアップにつながります。ぜひ認可して欲しい」と期待を込める。

   阿部「大分の温泉軒数は4538軒とダントツで、鹿児島の1・5倍にもなります。大分県が商標登録に踏み出すきっかけになったのは、新語・流行語大賞にもノミネートされた香川のうどん県。うどん県は今年8月に商標登録され、大分県のおんせん県もこれに続けとなったわけです」

   「おんせん県」の商標登録にどんなメリットがあるのか。元通産官僚で慶應義塾大学の岸博幸教授はこう説明する。「登録が認可されれば、おんせん県というブランド名で独自の物品販売を展開することができます。でも、それ以上に大きいのは、温泉なら大分県という印象を全国に広められることではないでしょうか」

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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