患者の選択肢を拡げる糖尿病治療
国谷「こうした手術後の体調や体の異変は人によって違うようです。こうした体の変化は防げるのでしょうか」
糖尿病学会の門脇孝理事長はこう説明する。「これまで糖尿病治療は内科が中心でした。そこに外科手術という新しい治療法が加わりました。内科と外科が連絡を取り合い、総合的な治療体制を作ることが必要だと思います」
国谷「今後の新しい治療方法はさらに広がる見通しなのでしょうか」
門脇理事長「新しいインスリンや新薬などが出てくるでしょう。患者さんの希望に添った治療方法に何を選ぶか。医師にも勉強が必要です。体重を2キロから3キロ減らしただけで糖尿病悪化の7割近くが防げます。しっかりとした体重管理が大切です」
この外科治療法だが、胃と腸を小さくして食べる量を減らすということだけのようにも見える。
ナオジン
*NHKクローズアップ現代(2012年11月12日放送「糖尿病を手術で治す」)