奈良のシカ増えすぎて困った!「駆除検討」に抗議殺到「神の使いだ!」

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   奈良市の名物のシカは、当地で「神の使い」とされることもある尊き動物であり、国の天然記念物にも指定されて手厚く保護されてきた。「シカにとって奈良は住みやすい。守られていますから」(赤江珠緒キャスター)

   しかし、そのせいか、どうもシカの数が増えているらしく、農作物を荒らすなどの被害が目立ってきたという。シカの天敵のオオカミなどの動物が減ったことや、奈良市外の自治体でシカ対策が取られて、市内に流入してきていることも原因らしい。

天然記念物を殺してもいいか…

   そこで、奈良市はシカの駆除を「検討」することにしたという。こうした「検討」は、検討という名の既定路線であることがありがちだが、奈良県土木部まちづくり推進局は、「モーニングバード!」に対して「駆除が決まったわけではまったくない」などと強調した。駆除検討のニュースが世に出たところ、全国から抗議の電話が多数あったといい、「正直びっくりしている」そうだ。

   ところで、天然記念物というもの、はたして「駆除」してよいものだろうか。スタジオでは「天然記念物は駆除できないのかな」(羽鳥慎一キャスター)、「できません、ハイ」(進行の小松靖アナ)というやりとりがあったが、番組の元ネタとなったと見られる朝日新聞(サイト)の12日(2012年11月)付記事には、天然記念物の動物が駆除された例が載っている。

文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
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