先週9日(2012年11月)、俳優の高嶋政伸と妻でモデルの美元の離婚訴訟で、東京家庭裁判所は高嶋側の離婚を求める訴えを認めた。阿部祐二リポーターは「判決の言い渡しはわずか5秒。裁判も30秒で終わりました。判決は婚姻関係はもはや修復不可能として、離婚を認める判決でした」と伝えた。
異例の判決―裁判官も「こりゃもうダメだわ」
判決分は次のようなものだった。「主文 原告(高嶋)と被告(美元)とを離婚する。訴訟費用は被告の負担とする」
判決の決め手になったのは、美元側が提出したボイスレコーダーだった。離婚に詳しい弁護士によると、「高嶋さん側が主張している暴力ではなく、口論だったという主張の証拠として提出されましたが、その激しいやりとりを聞いて、裁判官はこれでは婚姻の継続は無理と判断したのでしょう」と話す。
司会の加藤浩次「結婚生活は4年ぐらいだったのでしょう。それで離婚が認められる例があるのかな」
弁護士「通常は5年以上の別居か実質的な破綻がなければ離婚判決は出ません。今回の判決は珍しいケースで、世論の動向に沿ったものではないか思えます」
美元側控訴で「高嶋側に今後も月45万円の支払い義務」
加藤「裁判は今後、どうなるの。これで終わりになるのかな」
阿部「美元さん側が控訴しなければ、慰謝料などの協議に入ります。でも、控訴したら裁判の決着が付くまで、高嶋さんは月45万円の生活費を毎月美元さんに払い続けなければなりません」
最初から結婚をまじめに考えず、連れ添うという覚悟もしていなかった夫婦だった。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト