韓国「受験狂騒」!試験会場取り囲んで奇妙な応援歌、遅刻に備え警察出動

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   「過熱」する韓国大学入試が今年(2012年)も始まったというので、「モーニングバード!」もさっそく取り上げた。入試会場入口を十重二十重に人が取り囲み、後輩が大集合してボードを掲げながら、奇妙な応援歌を歌い、遅刻しそうな生徒を警察車両が送迎する様子などがフィーチャーされた。スタジオでは羽鳥慎一キャスターが「毎年のことですけど、毎年スゴいですね」と、いつものことですが、シンプルな語彙で感想を語る。

昔から科挙があって、なんでもかんでもテストできめる試験好き国民

   ところで、歴史をひもとくと、昔は日本にもこの手の受験戦争なるものが存在していて、鉢巻締めて日々是決戦、勝ってくるぞと勇ましく的な精神発揚の裏側で、受験・進学を苦に自殺したり、親子間の殺人に発展したりといった事件がマスコミをにぎわせていたようである。しかし、少子化と規制緩和のおかげかなんなのか、国内の受験戦争はとっくに終戦ムード。かわりにお隣韓国のそれが脚光を浴びているようである。

   こちらは対岸の出来事だけに、面白おかしな映像を見て笑っているだけですむから、ワイドショー向けの戦争と言えるだろう。コメンテイターの「解説」にも、そうしたお気楽さはいくばくか感じられた。「試験大好きなんですよ、韓国って。昔から科挙ってあって、何もかもテストで決めるって考え方なんで。テストで人生決まるのは当然だという感覚を強く持ってる」(飯田泰之エコノミスト)

文   ボンド柳生
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