指導者が大幅交代となる中国の「第18回共産党大会」が8日(2012年11月9日)から北京人民大会堂で開かれている。胡錦濤体制から習近平体制への移行は決まったものの、指導部人事で暗闘が続いている。
10月開催予定が1か月も遅れるなど異例ずくめ大会を北京支局の井上洋一支局長が伝えた。
党幹部・官僚への不満爆発恐い
人民大会堂周辺の厳戒態勢ぶりも異例だ。警察官が多数配備され、治安維持部隊として一般市民140万人が動員されて要所で目を光らせる。井上によると「おカネで雇われている」のだという。
市内デパートの刃物売り場では、数日前から包丁やナイフが撤去されて販売できず、タクシーは天安門付近を走るときは窓を閉めるように通達されている。車内からのビラまきをさせないためだ。
司会のみのもんた「何でそんなに心配しなきゃいけないの」
井上「官僚の腐敗や地域格差、所得格差いろいろあって、そうした不満が政府・党に向くのを防止する狙いがあります」
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト