一転認可の3大学「いい宣伝になって4、5年間ブームになる」田中大臣また暴言

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   田中真紀子文科相が火をつけた3新設大学の不認可騒動は7日(2012年11月)、現行制度による3大学の新設を認めることで決着がついた。この日開かれた衆院文部科学委員会で、野党から「暴走大臣」「暴走おばさん」「ウソつき」と散々叩かれても持論を展開していた田中だったが、最後に「現行制度にのっとり、適切に行います」と折れた。

大学学長・理事長「文書でもらわないとまだ信用できない」

   委員会終了後に記者から「事実上の認可でいいのか」と問われ、田中はこう答えた。「3校は認可します。ですが、別に圧力に屈したとかでなくて、私が思っていたことがやっと…。役所主導を変えていくというのは結構大変なエネルギーがいるんですよ。大臣を拝命してなかったらブレークスルー(突破口)を作れると思った。個人攻撃されても何でも結果オーライなら良い」

   こんな負け惜しみもあった。「3大学は逆にいい宣伝になって、4、5年間はブームになるかもしれません」

   「朝ズバッ!」に生出演したに岡崎女子大学(仮称)の長柄孝彦学長は「何ということを言われるのか」と呆れ、札幌保健医療大学(仮称)の吉田松雄理事長も「極めて失礼な発言と思いますね。こんな言い方をするなんて…。こんな人が大臣やってはいけないんですよ」と怒り心頭だ。

   前言取り消し、認可に一転したことは文科省から3校に電話で連絡が届いたらしいが、2人は「二転三転あったので、正式な文書でもらわないとこの先何が起こるか分からない」(長柄学長)、「電話では全く信用できない」(吉田理事長)と話す。

文   モンブラン
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