店先には糖分が少ないことをうたった食品が溢れている。アルコール飲料では「糖質ゼロ」や「糖質70%オフ」、果汁で割った焼酎サワーには「糖類ゼロ」、コーヒー缶は「無糖」、粉末コーヒーのパックには「砂糖ゼロ」や「ノンシュガー」とある。さらに「シュガーレス」「微糖」「低糖」を加えれると、こうした糖に関する表示は8種類にもなるという。では、どれが一番糖が少ないのか。
「無」「ゼロ」「レス」でもわずかに含まれいる糖質
塚原泰介アナ「この中で最も糖が少ないのは『糖質ゼロ』です。糖質とは糖類、多糖類、糖アルコールなどを総称したもので、糖質ゼロはこれらがほとんど含まれていないということで、表示の中では最も糖が少ないということになります」
糖類は二糖類と単糖類に分かれ、二糖類は砂糖など、単糖類はブドウ糖や果糖などで、「砂糖ゼロ」は他の糖質は含まれているが、砂糖は入っていないという意味だ。だから、糖質ゼロより範囲は狭い。
シュガーレスやノンシュガーはどうなのか。
塚原「消費者庁の栄養基準では、無、ゼロ、ノン、レス、フリーの場合は糖分が100グラム当たり0・5グラム未満。低糖、微糖は100グラム当たり5グラム以下、液体ならば100ミリリットル当たり2・5グラム以下です。だから微量に糖は含まれています」
(磯G)