アテネ・北京五輪の柔道金メダリスト内柴正人(34)が、指導していた大学の女子柔道部員を合宿先のホテルで乱暴したとして、準強姦罪に問われている裁判の第2回公判(2012年11月)で、部員たちの生々しい供述が明らかになった。内橋にレイプされたのは1人ではなかったというのである。
就寝中を起こされ部屋に入ってきて上に乗られた
公判を傍聴した阿部祐二リポーターはこう伝える。
「公判では非公開で行われた女子部員に対する事情聴取の内容が検察側から明らかにされました。それによると、もう一人の女子部員も襲われていたようです」
そうなると、内柴側が主張している「合意の上」というのも崩れる。
阿部「最初の部員が襲われたとき、外から悲鳴のような声を聞いたと証言する部員もいれば、アダルトビデオのような喘ぎ声を聞いたと証言する部員もいたと言います。
2人目に襲われた部員は、ホテルの自室で就寝していたところ、ノックの音で目が覚め、ドアを開けると内柴被告がおり、先生と教え子の関係なので、性的な関係になる心配はとくにせず、自分が先に寝たと供述しています。その後、下半身の違和感で目を覚ましたら、上に内柴被告が乗っていたと証言しています。そして、1度は警察に被害届を出しましたが、届けを出すとその後は指導してもらえないのではないかと思い、被害届を取り下げたそうです」
悲鳴だったのか、あえぎ声だったのか
司会の加藤浩次「喘ぎ声だったのか、悲鳴だったのかの判断は微妙なところ。しかも、密室の中で2人だけ。裁判所がどう判断するか」
コメンテーターの杉山愛(元プロテニスプレーヤー)「合宿で熊本から上京して、翌日には試合があるのに、前の晩に居酒屋で酒を飲んだというのは残念なこと。どこかに緊張感が足りなかったのでは」
勝谷誠彦(コラムニスト)「喘ぎ声だったのか悲鳴だったのかの判断は外から聞いただけでは難しい。助けてとか止めてというハッキリとした声を聞いた部員がいるかどうか。それによって裁判の行方がかわってきますよね」
あえぎ声だったら強姦じゃない? 裁判所はそんな単純な判断はしないと思うけどね。