大飯原発いまごろ「活断層説」「地滑り説」何だったんだ!野田首相の安全宣言

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「今ごろになって活断層とか地滑りとか、何を言ってんの、おかしいでしょ」

   「安全を確認した」(野田首相)と再稼働に踏み切った福井・大飯原発の敷地内を走る断層が、活断層ではないかと指摘されている問題で、司会のみのもんたは順序が滅茶苦茶だと怒り露わにする。

原子力規制委員会の原則「疑わしきは止める」

   原子力規制委員会は4日(2012年11月)、4人の専門家による現地調査の結果を検討し、活断層の有無について答えを出す会合が開かれたが、断層について活断層説と地滑り説が出て結論は先送りされた。

   断層があるのは運転休止中の1、2号機と再稼働した3、4号機の間を南北に走るF6破砕帯だ。この断層の上を緊急時に非常用ディーゼル発電機を冷やす海水を取り込むパイプが横切っている。重要施設で、活断層の可能性が「黒か濃いグレーなら原子炉を止めてもらう」(規制委の田中俊一委員長)ことになっている。

   現地調査の結果、活断層説を主張するのは東洋大の渡辺満久教授で、「断層は12~13万年以降に動いた活断層で、大飯原発最重要施設の直下に活断層が存在するというのが私の結論。これは(結論を出すのが)早いとか慎重にという意見はいらないと思う。のんきな学術調査ではありませんので」と断言する。

   一方、地滑りを疑うのは立命館大の岡田篤正教授である。地層が動いたことは認めているが、「このズレは地滑りでも起こるし、これを地下深部まで続く断層運動とは即断できない。われわれは冷静に科学的に見て行きたいので、短期間に結論を出せというのはムリ」という。

   信州大の広内大助教授は「地滑りとは断定できない。追加調査が必要だ」、産業技術総合研究所の重松紀生主任研究員も「さらに調査が必要」との意見だった。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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