「頭へのデッドボール当たってないでしょ」小倉智昭憮然!日本シリーズ疑惑の危険球

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   司会の小倉智昭がオープニングトークでキャスターの菊川怜に「きのう(2012年11月1日)の日本シリーズ見ました?あの加藤(巨人)の頭へのデッドボール、当たってないでしょ、あれ」 と話しかける。「のたうち回ってましたね。あれで完全に流れが変わった。あすの第6戦では、日本ハムの選手は頭近くにボールが来たら、頭かかえてのたうち回ったらいい。やってみる価値はある」

   菊川は笑うばかりだ。

原監督の抗議で球審コロリ!ファウル判定が一転「ピッチャー退場」

   笠井信輔キャスターもこれを「速ダネ!NEWS」コーナーで取りあげた。日本シリーズ第5戦は10―2で巨人が勝ち、3勝した巨人が優勝に王手をかけた。小倉が怒る「疑惑の危険球」をめぐっては、スポーツ紙の見出しは分かれた。日刊スポーツとスポーツニッポンはメインが「原王手」。しかし、写真は勝利には関係ない問題のシーンだ。スポニチは「ブーイングどこ吹く風」と脇見出しをつけた。他紙はもっとストレートで、サンケイスポーツは「誤審」、デイリースポーツはメイン見出しが「世紀の大誤審」で、サブに「加藤演技!?」とある。

   問題の場面は午後8時1分だった。4回表の3点をリードした巨人の攻撃で、ノーアウト一塁。打者・加藤健はバントの構え、ピッチャー多田野が投じた内角高めによけながらバットに当てたように見えたが、もんどりうって倒れ、痛そうに頭を抱えて転げ回った。

   球審の判定はファウル。ところが、原監督が出てきて抗議すると判定がくつがえってデッドボールになった。おさまらないのは栗山監督だ。猛然と抗議したがこれは容れられず、逆に多田野が危険球で退場となった。

その瞬間、審判も打者も捕手もみんな目つぶってた

   スロービデオで見直してみると、加藤は完全によけて、ボールはバットに当たっている。笠井は「かすってもいない」といったが、その通り。頭を抱え込んだ加藤に、球審はだまされた、つまり誤審ということになる。

   このビデオに小倉は気色ばんで、「最悪ですね。バントの構えをしてるんだから、当たってもストライクじゃないの」

   田中大貴レポーター「巨人のファンが見ても当たってないと思うんじゃないかな。テクニックとして、当たりそうになったときは当たったふりをするというのはあります。むしろ、原監督の抗議で審判が判定を変えたことが問題ですよ」

   スポニチも別のページで、「栗山『誤審』負け」「当たってない危険球」と書いていた。笠井が「危険球ってご存じないでしょう」と解説する。「投球が顔面、頭部、ヘルメットなどに直接当たり、選手生命に影響を与えると審判が判定したもの」となっていて、投手は即退場となる。

   小倉「今回はバントの構えなんだから」

   笠井「スポニチは捕手も打者も審判も目をつぶっている写真を載せている」(笑い)

   小倉「日ハムの追い上げ態勢に水をさすような結果になった。ビデオ判定はしなかったのか」ともいったが、確かにそれをすべきだろう。これで、たとえ巨人が優勝しても、原監督と加藤は終生いわれることになる。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
姉妹サイト